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●9月30日、久しぶりに見たタマゴタケ ( ツツジ尾谷~山頂~カトラ谷 )

29日 ( 月 ) の夜。

明日は雨の山になりそうだから、ツヨシのご機嫌を伺う為のメールを送った。

「 明日は少し冷たい雨の山になりそうやけど‥いつもの6時でOKでしょうか? 」

「 雨の山も良いじゃないですか  」 と返信が届く。

「 そうこなっくっちゃ 

翌朝6時、山に向かう 

思った通り‥

朝から雨だ 

「 今日は一日こんな感じなんかなぁ‥ 」 なんて言いながら河内長野のコンビニに朝ご飯を買いに寄る。

最近の ( 山へ行く時の ) 私の朝食は肉まん ( カレーまん ) となっている。

何となく、暖かい物が食べたくなっているようだ。

004 いつもの駐車場で600円を払い、何となくツツジ尾谷への林道を歩き出す 

少し先に “ カトラの先輩 ” の背中が見えた 

先輩は‥

やっぱり今日も “ カトラ谷 ” へ向かっているようだ 

橋を渡る先輩を見送り、私達は右へ曲がりツツジ尾谷の入り口へ 

駐車場では小雨だった雨も、少し本降りになり出した 

ツヨシは早速傘をさしているようだ。

私はもう暫く様子をみることにした。

007 009

早朝の雨の山は薄暗く‥

独特の雰囲気が何とも ‥ 良い! 

命に満ち溢れ、静かでいて とても力強く、そして美しい

010 天気の良い日は石の下なんかに隠れているサワガニも、今日のような天気の日はそこここに出歩いている 

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入り口を入って間も無く、服を濡らす雨が冷たく感じ始めた

寒く感じる前に‥私も傘をさすことにする。

背中にリュック、片手に傘、片手にカメラ。

013 今日の私は‥

短パン ( ジャージ ) に長袖Tシャツ、登山靴にスパッツ。

リュックにはレインウエアも入っているけど、今日くらいの雨なら傘だけで十分だ。

015 ツツジ尾谷の滝が見えてきた 

幾つもの滝が目を楽しませてくれる

真冬にこの滝が凍りつくことがある。

それはそれは美しく‥016_2

うちのお客様方にも見せてあげたいんだけど‥

厳冬期のツツジ尾谷にはそれなりの装備と多少の経験が必要だ018_2

長靴に無理やりくくり付けたアイゼン程度では、子供のサポートどころか‥

019_3 ご自分の安全の確保も難しいだろう  

ちゃんとした登山靴にアイゼン‥軽アイゼンで良いけど、4本爪では少し心配だから “ 6本爪程度のアイゼン ” が欲しいところだ022_2

  今日の山頂は14℃。 微風。

登山者は少なめだった。

( まぁ この天気だから仕方ないだろう‥ )

025 先週、ツヨシが家族で山に来た時の事だけど、

「 ユキ ( 長女 ) がタマゴタケを見つけてなぁ‥ 」 と話を聞かせてくれた。

026 “ タマゴタケ ” ‥そういえば 2~3年程は見れていないかなぁ‥

などと思いながら‥カトラ谷から下山する 

027 少し急な斜面を‥傘を片手に下りていく 

ニリンソウの広場あたりまで来ると一安心‥

028 とはいかず、そこからはガレた岩場を注意しながら下りて行く。

もちろん雨は降り続いている 

029 岩に付いたコケは恐ろしく滑る‥

注意しながらガレた岩場を一歩一歩下る。

030 →傘をさしたまま梯子場を下りているツヨシ。

あまりに緊張感の無い彼は、どこでも傘をさしたまま通過出来る‥ようだ 

そういえば以前‥

031 和歌山の南部の磯で釣りをしていた時の話だけど、

その日は少々荒れ気味の波模様で‥

033 私は足場の良い “ 大島 ” という磯に上がったんだけど、ツヨシは何を思ったのか “ キリリン ” という小さな小さな磯に磯上り‥。

(“ 大島 ” からは “ キリリン ” が見えている)

ふっ と気付けば‥海が荒れてきている034

キリリンを見ると‥キリリンの一番高い尖がったところに何とか立っている始末 

そして時たま彼の長靴の中に海水が入る程の波が押し寄せている 

潮に道具が流されないように注意しながら‥

私はそんな命がけで釣りをしているツヨシを眺めながら

「 この人との “友達付き合い ” を考え直さなくてはいけないのでは‥ 」 と感じたものだ 

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この日、あるポイントで例の “ タマゴタケ ” を発見

久しぶりに見たタマゴタケは相変わらず毒々しい色合いで私の目を引き付けた

ちなみに‥

これ “ 食べれます

第一発見者はツヨシなので‥もちろんツヨシが持って帰りました 

〈 おまけ 〉

今回の下山時、“ よそ見の達人 ” である私は、1度岩場で後ろに “ 大ゴケ ” しました 

背中のリュックがクッションになり怪我は無かったのですが‥

「 リュックも背負っておくもんやなぁ‥ 」 なんて言いながらケラケラ笑う二人でありました 

緊張感の無いツヨシと、よそ見の達人の私。

この二人が山やら海やらで遊んでいて、よく何も起こらないものである

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