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●10月6日、前回に続き、今回も雨の山。

001 今朝も朝食の肉まんを ( 車内で ) 頬張りながら、

「 今日は少しぶりに “ ロープウェイ乗り場 ” からスタートしよか! 」 と私。

いつもの ( 駐車場の ) 少しイカツイ感じのお父さんに駐車料金の200円を支払い、林道を歩き出す 

( ご存知の方もいらっしゃるだろうけど‥

金剛山では普通 何処の駐車場に入れても600円なんだけど、ココのお父さんの駐車場だけは “ 顔馴染み ” になるとマケテくれれるのだ  

私達も最初は600円。 次に300円。 次に200円 ここまでくると、もう下がりません

小雨の降る林道を 「 何処から入山しようか? 」 と思いつつ歩いていた。

“ 穴熊 ” あたりから‥と思ったら看板がかかってあり 《 進入禁止 》 である。

植林のお手入れ中で “ 危険 ” なのだそうだ 

「 今日は雨だから伐採は無いだろう‥ 」 と思ったが、

「 まぁ “ 進入禁止 ” のコースをそんなに無理に歩くこともないか? 」 と思い “ 寺谷 ” から入山することにした 

002 少し来ない間に‥

ソコ‥ココ‥とコースの景色が変わっていく。

“ 客観の世界に永遠なものなど一つも無い ” のである。

当たり前な事が色んな事を‥沢山の事を教えてくれる。

ただ山を歩いているだけなんだけど 

 夏の暑さが‥

 冬の寒さが‥

 体に当たる雨が‥

 その時々の景色が‥

     「 語りかけてくる 」

003 歩き始めた頃に比べると しっかりとした雨 になっていた。

でも不思議と今日はあまり寒さを感じなかったから、傘はささずにもう暫く様子をみることにした。

こんなお天気でも少なからずや登山者がいる 

004 登山者といえば登山者だけど、

殆ど毎日来ていらっしゃるであろう先輩方のことだから、“ 行って当たり前の山 ” であろうと思う。

皆さん景色を眺めることも無く‥

006 雨で滑りやすい足元だけを見ながら、マイペースで歩かれている 

雨の山は独特の雰囲気 ( 美しさ ) をかもし出していた。

007_2 11月の後半くらいになると秋の気配も濃くなり、 “ 行く度に景色が変わる ” 楽しい時である 

私は‥

008 秋よりも、初冬の 小豆色の山 が好きだ。

そしてその後、土が凍り始め登山靴がザクザクと音をたて始める時が来る。

010 そして 冬 。

小さな変化の一つ一つに季節の移り変わりを‥

時の流れを感じる。

その刹那刹那に無限の時が広がる。

011

この感覚は私にとっては当たり前なんだけど‥

過日、山頂付近でこんな風景を見た。

ある先輩が大きなブナの木に手を当てていた ( 抱き付いていたと表現した方が分かりやすいかな? ) 。

012ブナの大木からパワーを頂いている ” のだそうだ 

私も少し疲れてくると、その様な事をする‥。

( 抱き付きはしないから、外見からは分からないだろうけど‥ )

014 少なからずや山を感覚で楽しむ方はいらっしゃるようだ 

それぞれがそれぞれの楽しみ方で‥それで良いのだ 

015 ただ言うまでもない事だけど‥

山にゴミを残したり、木に傷を付けたり、コースじゃないところを歩いたり‥はダメですよ 

017 稀にあるんだけど‥

勝手に ( 連絡 ) コースを作ってしまう人がいる  

信じられないだろうけど‥本当に‥ある。

020 日本の山の殆どは “ 個人所有 ” である。

コースを歩かせて頂いている時も、マナーを大切に歩くべきものなのに‥

地主さんに断りもせず、勝手に新たにコースを作ってしまうなんてもっての外である 

他人のお宅のお庭を勝手にいじっているようなものですよ 

それだけ “ 当たり前 ” が分からない人が多い世の中になってしまっているんでしょうね?!

“ 自分さえ良ければ良い ” のような

自己中心的にしかものを考えられない事は

とても悲しいことです‥。

人は常に勉強をしていかねばいけません!

人としての 《 質 》 を上げていかねば‥。

  最近こんな事がありました。

家に帰ろうとエレベーターに乗ったんです。

私がエレベーターに乗る前に、ポストの中身を確認していらっしゃったご夫婦 ( 私と同じ位の年齢か少し下のように見えた ) を見ていたので、

私はエレベーターの中でそのご夫婦を待っていたんです。

その私に気付いたご主人さんが

「 あぁ すみません 有難うございます! 」 と入って来られました。

  「 いえいえ‥ 」 と私。

私は8階のボタンを押していて、そのご夫婦は12階を押した。

エレベーターは上がる‥。

ご主人さんは “ 先に降りる私 ” の事を思い、壁際に立って下さっているんだけど、

奥さんは私の前に 

別に構いはしないんだけど 

7階まで来たところで

「 コッチに来たら‥ 」 とのご主人さんの声に奥さんは 慌てることも無く ゆったり と壁際に‥。

  「 お先です! 失礼します! 」 の私の声に

ご主人さんの 「 失礼します 」 の声。

奥さんは最初から最後まで何の一言も無し。

別に一言が欲しい訳じゃない。

いい大人であらねばならない年齢の人が、当たり前が分からないのは‥

悲しいですねぇ 

私も気を付けねば ‥

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