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●10月20日、体調の悪い中‥山へ。

体調が悪いのは私ではなく‥ツヨシである 

  朝6時、

いつものように助手席に座った私に

「 今日は体調がイマイチやねん‥ 」 とツヨシ。

この夜は寒気を感じながら寝ていたんだそうだ 

しかも、何故か汗をかいていたらしい‥。

でも、朝 熱を測ってみたら平熱よりも低かったから 「 大丈夫だ イケる 」 とやって来たらしい。

大人がそう判断したのだから ‥ そういう事なんだろうと感じた私は特にコメントはしなかった 

良い天気である 

登山口に車を止めて林道を歩き出す 

登山本道の入り口の水場に “ カトラの先輩 ” がいらっしゃった 

何となく 「 いつも行かないコースから入山 」 したくなった私は登山本道を少し登ったところの水場左斜面からツツジ尾谷の右尾根に出ることにした。

このコースはかなり昔に一度下山に使っただけコースである。

  ( だと思うんだけど‥ )

水場の急斜面をスイッチバックをきりながらツツジ尾右尾根へと歩を進める 

久しぶりの連絡コースはなかなか私好みの雰囲気をかもし出していた 

ツツジ尾谷の右尾根も少しぶりなので新鮮な気持ちで登って行く事が出来た。

“ 秋 ” を感じる気温ではなかった。

風も無く穏やかであった。

Photo このツツジ尾谷右尾根コースは5合目辺りで登山本道に合流する。

あまり本道が好みではナイ私 ( 私達 ) は、ほんの暫く登山本道を歩いた後、また連絡道を利用してツツジ尾谷に入ることにする 

少し足元に注意しながら‥。

この登山本道5合目付近からツツジ尾谷への連絡コースはコースそのものが登山道として “ 怪しい感じ ” ある。

というのも結構足元が崩れやすい感じで “ 地味に危ない ” イメージなのである。

“ 連絡コースの入り口スグ ” の所は‥

登山本道を利用している方の 《 緊急事態 》 の場所となっているようで、

そこここに “ 白いティッシュ ” が落ちている 

こんな所でつまずいて地面に手を着くようなことは‥

「 絶対に ‥ 絶対にあってはならな~い 」 のである 

色んな意味で ‥ 足元に注意をしながらツツジ尾谷へ入る 

7 8 9 5

結構高度感のある滝の上部を通過して、ツツジ尾谷コースの急斜面へと入る。

今までの雰囲気とは ガラッ と変わり、いきなりの山らしい急斜面が現れる。

部分的にコースのロープや、岩の形状を利用しながら‥

少し無理しながら ‥ 登って行く 

  ( それでも一応コースである )

6 こんなコースにも子供達を連れて来てあげたいんだけど、《 地味に危ない 》 このコースでは “ 大人一人に子供一人しかサポート出来ない ” ので‥

子供をサポートする大人 ( 親 ) の力量が問われるコースであろうかと思う。

1_2 瞬間・瞬間を楽しみながら山頂へと歩を進める。

背中に感じるツヨシの息が‥

  いつもより上がっている。

休憩の時の水分補給も少し雑いようだし‥

「 やっぱり体調が思わしくないようだ! 

2_2 ツツジ尾谷コースを歩いている私達はタカハタ尾根との出会いまで来た。

ツツジ尾谷直登は止め、タカハタ尾根に足を向ける 

3 そして、「 今日は天気が良いから展望を楽しむ為に‥ 」 タカハタ尾根の少し手前で  “ ハゲ山 ” を経由して山頂へ。

13  

下山はタカハタ尾根より。

14 タカハタ谷へ降りずに、ツツジ尾谷の左斜面へ出るコースへと 

と思ったんだけど、結局はツツジ尾谷とカトラ谷との間の ( 名前は知らない ) 尾根から降りて来た 

余りも地味なコースな為にここ何年も歩くことの無かったコースから下りて来た。 

15_2 「 やっぱり‥ しんどいわぁ‥  」 とツヨシ。

今朝、家を出る時はそうでも無かったんだろうけど、身体は運動を求めておらず‥

休息を求めていたのだ。

まぁ 最初から分かっていた事だけど‥ 

ちなみに‥

ツヨシは明日火曜日は知人と和歌山県の串本へグレ釣りに今晩の10時半から家を出発する予定らしい 

「 この体調では‥ 可哀想だけど‥ 明日の釣行はキャンセルだな‥ 」 と私は思っていた。

駐車場から家へ向かっていると

「 谷しゃん! 今日は月曜日やで 」 とツヨシ。

  「 ??? 」

「 鬼の月曜日レッスン ( 3時~4時の1時間 ) はどうする? 」 と‥。

  「 俺は嫁さんとの時間が中途半端になるようやったらレッスンはヤメとこうかと思ってる‥ それに俺一人ではなぁ‥ 」 と私。

10 そんな事を言っていると

ツヨシは鬼の月曜レッスンに出るつもりらしい 

彼が言うには‥

11 「 このところの体調の悪さも、今の山の疲れも、月曜レッスンの激しさも ‥ 明日の磯釣りで全身に “ 潮のエキス ” を浴びれば解消されるのだ 」 と私には全く分からない理屈を言い出した 

12 何だか分からないけど、そういう事らしいので‥

3時に大野コートでの再開を約束して分かれた。

家に帰った私は嫁さんにその事を伝え、予定より早く10時過ぎに狭山テニスクラブへ向かった。

2時過ぎまで狭山テニスクラブで楽しみ、レッスンを受ける為大野コートへ自転車で向かった。

( 嫁さんも一緒に行くことになったんだけど、嫁さんは “ 見学 ” である )

少し早く2時40分に大野コートへ到着。

途中、コンビニで買ったお握りをコート脇で食べながら‥

1時~3時までのレッスンを受けている本気の奥様方を眺めていた。

( この奥様方は気まぐれな私達とは違い、定期的にレッスンを受けているれっきとした “ レッスン生 ” だから我々とは気合が違う

そんな私に榊コーチも気付き 「 えぇぇー 今頃昼ご飯? 3時から動けるの? 大丈夫なん? 」

  「 ガッツリ食べませんから‥ 大丈夫ですよ

「 あと15分で‥今食べたを消化しといてな! 」 とコーチ。

ツヨシも燃費の悪いオートバイのマフラーから白煙を撒き散らしながらやって来た 

3時数分前になり、

「 おーい! コートに入っておいで~! 」 と榊コーチ 

本気のレッスン生の後に入る。

「 とりあえず少しストロークでもしといて! 」

そんな感じで和やかに始まった。

 

あっ という間に1時間が経ち、4時

汗だくの私達は休憩がてらコーチと談笑。

ツヨシは何とか1時間頑張れたようだが‥

チカラ無い笑顔が痛々しい 

暑くて汗だくなんだけど‥ よく見れば “ 鳥肌 ” が 

彼はただでさえ不眠症気味らしい。

そんな彼が今晩10時半までに睡眠を取れるとは考えにくく、しかもこの体調だ‥。

言っても仕方ない事なので、何も言わずツヨシと分かれた。

( 言うべき事は山で言ったつもりだから‥ )

あとは明日の “ 潮のエキス ” に‥。

その後、彼がどうなったのか?はまたの次回にでも‥。

  ( 今の時点では私も知らないので‥ )

●人間の“欲”とは怖いものだなぁ  

 何となく‥ そう思った。

 “欲”自体は誰でもわいてくるんだけど、その“欲”に振り回されているように見える友を見ていて

 何とも言いがたい思いがした。

 何とも言いがたい‥

 ここ何年か、若い人達が“キレやすい”という表現がある。

 些細な事に我慢が出来ず“キレる”のだ。

 人として、

 “当たり前”を学んでいないのである。

 親の(環境の)責任だと私は思う。

 人は生まれてきた時、皆“動物”でしかない。

 親(環境)から言葉を教えてもらい、喜怒哀楽を与えてもらい

 学ぶ。

 そして人間が本来持っている“それ”に気付かせてもらうのだ。

 科学や文化‥

 そのような事は先人からの積み重ね・積み重ねにより

 “継ぎ足し”が出来るのだけど

 人間育成だけは一人・一人が

 “1から”学ばねばならないのである。

 気付かねばならない。

 私は

 そう想う。

 

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