6月21日(火)。
自宅近くのバス停から6時16分のバスで金剛駅へ向かう 。
金剛駅から河内長野駅へ 。
そう! 河内長野駅から南海バスで金剛山へ向かうためであ~る 
途中、( 狭山の街を行く )バスの車中から駐車場にある友の釣り車が見えた 
思わず連絡をしようか? と思ったが
昼間にテニスを誘うのとは違い、休日の早朝にいきなり 「 今から山へ ‥ 」 は余りにも非常識過ぎて
さすがに ‥ 出来なかった 
河内長野駅のコンビニで買った朝食を片手にバス停留所に向かうと、既に一人の先輩がベンチに座っていた 。
見覚えのある先輩だった 。
「 おはようございます! 」 と私の声に振り向いた先輩は
「 おはよう! 久しぶりやね~! 」
「 はい、ずーーーっと ( 山 ) サボっていたんです
」 と私 。
「 どこかの違う山に行ってたん? 」
「 いいえ、テニスに浮気しているんです ‥ 」
「 あぁ、それで ( テニスの ) 日焼けしてるんやなぁ! 」 なんて話していると
三人目の登山者 ( 常連さん ) がやって来た 。
「 これで朝食にありつける! 」 と心で呟きながらサンドウィッチを頂く 。
先輩たちは夏山の話から、山初心者の育て方などの話に花を咲かせていたっけ ‥ 。
金剛山登山口で下車 。
( 「 いつもならもう少したくさんの方達が登山口で降りるんだけど ‥ 今日は少ない ‥ 」 なんて思いながら )
豆腐屋さんを左に行くのは私ともう一人だけだった 。
「 先行する先輩はどこから入るのかな? 私はカトラから ‥ 」 なんて思いながら林道を歩いていると山の作業をする車が1台、2台、3台 ‥ 5台程走って行った 。
「 そういえば ‥ カトラ ( ワサビ ) の入り口辺りは工事をしていたよなぁ ‥ 」
「 って事はこのままソコへ行くと ‥ 」
「 ココは工事してるから危ないぞ! アカン! アカン!
」 って怒られるに違いない 。
( カトラの向こうの青崩は好みではないのである )
仕方なく少し手前から入山することにする 。
この両サイドの尾根から山頂へ行けるのである 。
が、確か両サイドの尾根とも薄暗く地味だったはず ‥ 。
特に右の尾根 ‥ 。
「 うん! 左の尾根へ! 」
と思うんだけど 「 入り口付近に緑が生い茂り、入れない ‥ 」
( おまけに斜面が急なのである 。 そら登山者も来ないわな!
)
すると沢筋にコースサインが有るではないか
しかも結構しっかりした踏み跡も!
「 確か ‥ 以前この沢筋はコースでは無かったはず ‥ 」
何となく 「 いやな予感 」 がするが、こんなにしっかりコースサインが出ているのなら‥ 」 ってことで沢筋を行ってみることにした 
初めの50m位は安心して歩けたんだけど ‥
徐々に緑が生い茂りだし、それでも緑の下におぼろげに見える踏み跡を探しながら進んだ 
ちょいちょいある薔薇のトゲに引っ掻かれながら ‥ 。
でも300~400mまでが限界だった 
何処からか左の尾根に入れれば良いんだけど、あまりに傾斜が急で ‥ 。
仕方なく入口まで引き返し、別の場所から狙いの左尾根へと ( 無理に ) 入った 
湿度の高い地味な山道ではあるが、間違いなく山頂へと向かう道に入れたことに安心した 。
雨は降ったり止んだり 。
なんだけど、緑についた雨が降り落ちてくるので、常に雨が降っているのと同じである 。
少し登るとガスがかかり出し、雨の山の美しい景色が私を楽しませてくれた 。
気付けば、タカハタとの出会いに到着 。
ここからもう少し登ると美しくもたくましいブナが私を待っている。
心地よい汗が体中から噴き出ている。
「 気持ち良い! 」
汗は出るけど、息は全く上がっていない 。
良いペースで歩けているようである 
誰とも会わず ‥
山頂へ。
山頂で山を降りるバスの時刻表を見ると‥
以前とは少々変わっていた 
( 1時間に1本ってのは変わっていなかったけど ‥ )
入山に手こずってしまったのもあり、自分の予定のバスに乗るのは無理だった。
仕方なく ‥
小屋で400円のコーヒーを頂き
時間調節する。
朝早めの小屋のコーヒーは美味しかった 
下山は 文殊尾根 ~ 馬の背 ~ 穴熊 ~ ロープウェイ前バス停。
下山は少し寒く感じたのでストームクルーザーの上だけ着ることにした 。
景色優先のコースチョイスは大正解だったようで ‥
下山中も、何とも言えない美しさに度々足を止めた 
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