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なんでか? こないだ昔の出来事を思い出した。
昔、私がこの仕事(美容)を始めて間もない時の事。
先輩から育毛剤のお話をお聞きして、一通りお聞きした私は 『 ‥‥‥ 』
『 洗うこと 』 の背景_
20世紀初め頃から 『 洗うもの ( 界面活性剤 ) 』 の研究は盛んに行われ、
様々な物が開発されたが 硫酸系洗浄剤 などの 皮膚刺激が強い ものもある。
それにより様々な 肌トラブル ・ アレルギー が起こっている。
また、アトピー患者数(特に成人型)は増加傾向にあり、『 予防 』 という考え方はとても意味のあることだと考えます。
●お肌の弱い方(アトピー肌、敏感肌)は 肌質改善 の為、低刺激の洗浄剤を使用する必要がある。
●健康肌の方にも 『 予防 』 の観点から低刺激の洗浄剤を使用することが望まれます。
例えでお話すれば_
花粉症になってから何かしら対処するのもヒトツなんだけど、発症する前に予防しておいてはいかがですか?ってことです。
ここで2つの洗浄剤のタンパク変性試験の実験結果です。
私がお勧めしている お酢系洗浄剤 の ラウレス-3酢酸アミノ酸 は3.9%。
硫酸系洗浄剤 の ラウレス硫酸ナトリウム は 61.6%。
結果、お酢系洗浄剤 は 硫酸系洗浄剤 と比較して非常に低いタンパク変性率を有することが化学的に明らかになっています。
いつも言いますが、誰が何度実験しても同じ結果が出るのが化学。
化学は現実です。
ハッキリと意味は分からなくとも、耳にしたことはあるんじゃないかな_ 『 タンパク変性 』
まずはタンパク質とは_
アミノ酸が重合したポリマーで、生体の構成物質。
人体では15%~20%含まれ、水分を除くと最も含有量の多い構成物質である。
毛髪では60%~70%と大半を占めている重要な成分。
タンパク変性のしくみ_
タンパク質同士をつないでいる水素結合に割り込み、タンパク質の構造を崩し構造安定性を低下させる。
こう言うとタンパク変性を理解しやすいんじゃないかな_ 例えば卵。
“ 生卵 ” も “ ゆで卵 ” も両方とも同じ “ 卵 ” ですよね。
全く違うものに変わるのではないんです。
タンパク質はタンパク質なんだけど変性しちゃう。
アミノ酸構造はそのままで立体構造が変化する。
タンパク変性、何となくでも分かりました?
洗浄剤(界面活性剤)にはタンパク質を変性させる性質がある。
だから 『 洗うもの 』 はとっても大切なんです!
タルクの危険性を国も認めているってお話の続きです。
山口県内に住む元准看護師 河村三枝さんが平成21年12月に病院の健康診断で中皮腫と判明。
手術が出来ないほど進行していた。
私はかなり以前から静かに訴えてます。
簡単にファンデーションを選んでいてはいけない! と。
いつの間にかアスベストの危険性は皆さんに知られるようになった。
が、多くのファンデーションに入っている タルク の危険性を知らない方が多過ぎる!
では 『 タルク 』 は何故危険なのか?
タルクの成分と アスベスト(天然鉱石) の成分が非常に似ているからなのです。
どれくらい似ているのかというと_
アスベスト 3MgO・2SiO₂・2H₂O
タルク 3MgO・4SiO₂・H₂O
どうですか? 凄く似ているでしょ!
ただ似ているって訳じゃなく、『 タルク 』 の危険性は国も認めているんですよ!
その件については次回に_
『 活性酸素 』 、『 SOD 』 ってたまに耳にするけど意味分かってます?
●活性酸素_
体内で生産し、有害な細菌を退治してくれるなど有用な面がある一方
過剰になると正常な細胞までも傷つけてしまう。
紫外線、電磁波、ストレス、環境汚染、化学薬品などによっても発生し、
皮膚に老化をもたらす最大の原因。
●SOD_
体内で過剰に活性酸素が生成されると SOD ( スーパー・オキサイト・ディスムターゼ ) 酵素が働き、余分な活性酸素を除去する。
SODは生体内の最強の抗酸化成分。
※モアコスメティックスの基礎化粧品 『 JUEKI ( ジュエキ ) 』 は水を一切使わず、
フィンランドの春先1ヶ月しか採取できない 白樺樹液100% で作っているんだけど。
☆ 『フィンランドの白樺樹液』にはSOD酵素のような抗酸化作用がある! ☆
モアコスメティックスは_
2007年6月に開催された第32回日本香粧品学会にてフィンランド産白樺樹液の効果を実証した論文を発表しています。
いつも言いますが、化学は事実であり現実であります。
『 水 』 の世界はあやしい‥
いまだに 『 アルカリ○○○水 』 的な感じで少々お高いお値段で売っていたりするらしい。
あの~~~
水って 『 ミネラル分 』 があると必ず 『 アルカリ性 』 になるんですよ!
以上、谷口のちょっと情報でした(笑)
前回の続き。
« 『 茶のしずく石けん 』 事件で発症した小麦アレルギー反応の発症経路 ≫
①、硫酸系シャンプー(ボディーソープ)などでダメージを受けた皮膚に茶のしずく石けんに含まれていた加水分解コムギが浸透。
②、角層を通過してきた異物加水分解コムギをランゲルハンス細胞が 『 異物 』 であると判断。
③、小麦タンパク質に対抗する 抗体 が生産され記憶される。
④、発症! ③まで進んだ状態で同化粧品を再度使用した際、アレルギー性皮膚炎を発症し、小麦食品を食べるとアナフィラキシーや蕁麻疹が発症する。
ここまでお話しすると
加水分解コムギってめちゃ悪い(怖い)ヤツなんやな! ってなってませんか?
勘違いしないで! 加水分解コムギって悪いヤツじゃないんですよ!!
悪いヤツもなにも、安全な保湿成分なんですよ☆
じゃあ何故安全であるはずのモノが原因で重篤な全身アレルギー(食品アレルギー)になったのか?
硫酸系洗浄剤などの間違った 『 洗い 』 により肌バリアが崩壊し、安全な保湿成分加水分解コムギを異物と判断し抗体が生産記憶されたのだと私は考えます。
『 肌バリア崩壊 』 ってところがポイントだから、
『 茶のしずく石けん 』 を使用した方全ての発症にならなかったのは、皮膚バリア機能に個人差があるからである。
( 『 茶のしずく石けん 』 そのものが悪いのなら、使用したすべての人が発症しておかしくないんじゃないかな )
前回の続きです。
『 茶のしずく石けん 』 事件の被害状況。
●2008年_ 3件
今回からは今までよりもう一歩入った感じの内容で迫ってみようかと思っとります(笑)
2010年あたりだったかな。
株式会社悠香の 『 茶のしずく石けん 』 事件があったことを覚えています?
簡単に経緯を_
●2004年3月 『 茶のしずく石けん 』 発売
●2008年8月 テレビなどで大々的に宣伝
●2009年頃 複数の 『 茶のしずく石けん 』 使用者でまぶたの腫れ、皮膚のかゆみなどの共通した症状が報告され始める。
どうも 『 天然 』 という言葉に弱い方がいらっしゃる。
同じ原料なら合成由来より天然由来の方が優れていると思い込んでいるようだ。
天然由来の方が必ずしも優れている(安全)とは言えないことをお伝えしておきます!
こないだ薬用シャンプーのお話が出たので、ここでも少しご紹介。
どうも 『 薬用』 と聞くと 『 普通のシャンプーより、何かしらどこかしら良いんだろう 』 とか
『 優しい 』 ようなイメージを持っている方が多いようだ‥。
そもそも薬用化粧品の規格が制定されたのは55年程前の昭和36年(1961年)。
頭髪のノミ・シラミの駆除が必要な時代です。
そのためノミ・シラミ駆除のための殺菌成分を配合したシャンプーが薬用シャンプー(医薬部外品)として認可されてきました。
この法律・考え方は今も変わっていないことを考えると、
現在の薬用シャンプーは本来必要のない殺菌成分を一般シャンプーに添加したものになっていると言えるんじゃないかな。
結果
一般シャンプーよりも刺激性が高いシャンプーとも言えるように、私は感じています。
こないだシャンプーを語るときに最も大切な 界面活性剤 から安全性の大切さをお話したら
『 谷口さんがおすすめのバーデンスってシャンプーのサンプルみたいなの あります?
一度使って安全かどうか試してみたいです 』 と。
一度使って分かるのは 『 香り 』 と 『 感触 』 くらいじゃないかな。
本当の安全性が分かるのには 20~40年 かかると言われています = 慢性毒性
Badens (バーデンス) の安全性は
厚生労働省登録の第三者試験機関で実施されていますので間違いありません。
個人的感覚の 『 好き ・ 嫌い 』 で嫌いなものを好きには出来かねますが(笑)
この 『 安全性 』 に関しては間違いありません!
こないだお客様から
『 市販の シャンプー ・ トリートメント で低刺激なものってないのかな? 』
今回はそのあたりのお話を少し_。
ドラッグストアやスーパーなどで購入出来る
市販のシャンプーやトリートメントで強調するコンセプトは 『 髪質変化 』 や 『 香り 』 であり、
低刺激をコンセプトにしたものは無いんじゃないかな。
店頭に並べられている製品は、手にとってもらうために注目を集める効果効能を前面に出す必要があり、
『 低刺激 』 という、ある意味地味なコンセプトでは難しいと思われる。
(本当は安全って凄く大切なんだけど‥)
また単純に製品の中身として
『 人体への刺激 』 に対し、責任が持てないという面が大きいのだろうとも思う。
(クレーム予防の為)
こないだお客様が
『私 難しい事分からないから‥
谷口さんが思う(考え)るシャンプーの一番大事なところを一言で教えて!』
『 洗浄力と人体への安全性のバランスやと感じてます☆ 』
もの凄く簡単に言うと_
汚れを落とす事だけを考えると安全性が損なわれる。
安全性だけを考えると汚れが落としきれない。
この相反するもの同士のバランスなんやと‥ 。
で、
谷口いつも 『 バーデンス、バーデンス 』 言うてますけど、バーデンスを超えるようなものを見つけたら、
すぐにそれを置きますよ!(笑)
今のところ、そのバランス Badens (バーデンス) が世界一! 間違いなしです。
一時期コスメの世界で 『 オーガニック 』 って言葉がすごく流行っていた思うんだけど
オーガニック栽培について少しご紹介。
オーガニック栽培とは遺伝子組み換え操作を加えていない農作物を
化学的に合成された肥料及び農薬を使用せずに栽培する農業方法。
そして各国でオーガニック栽培を証明する認証団体が存在する。
オーガニック栽培は人体に対しても環境に対しても、より自然に安全か考え方から生まれたんだけど
日本ではオーガニックコスメの基準が曖昧で、イメージだけが先行しまっている傾向にあります。
谷口から一言_
オーガニック = 安全 ではないし、天然 = 安全 でもありません。
最近エアゾールスプレー式の(肌の)日焼け止めの中に
さも “ 肌及び毛髪に使用する紫外線防御商品 ” のように販売されているようです。
ただ言葉を濁した表現で書いていたりするため、
当社は 『 毛髪の日焼けにも効く 』 とは言っていません、消費者が勝手にそう思い込んでいるだけです。
こうなるんでしょうね ^^;
そもそも肌に対してのSPF値やPA値を測定することは出来ますが、
毛髪へのSPF値やPA値を測定することは出来ません!
ということは、毛髪への紫外線防御効果をキャッチフレーズに出来るはずが無いのです(笑)
頭や毛髪を紫外線から守るには帽子や日傘が一番です☆
SPF値・PA値についてもう少し_
皆さん、日焼け止めを購入の際に SPF値 ・ PA値 の 分析書 を小売店から頂いているかな?
実は厚生労働省指定の試験機関でテストをして数値を分析表として消費者へ提出しなければならないことになっているんですよ!
もちろん Badens (バーデンス)の日焼け止めは厚生労働省指定機関で測定を行っています☆
こないだ 『 谷口さん医薬部外品って、やっぱ薬とは違うの?』 ってお話になったので、ここでも少しご紹介。
医薬部外品とは_
継続的に使用して、人体に対して作用が緩和なもの(副作用が無いもの)。
薬事法で指定されている成分を適量配合して、
申請すれば比較的早く認可を受けることが可能である。
医薬品を 『 薬 』 とするならば、医薬部外品は 『 薬のようなもの 』 であり、
効果が確実に得られるものとは限らない。
医薬部外品は全成分を記載する義務はないのだけど、
hair design TANIGUCHI が信頼するモアコスメティックスでは、消費者が安心して商品を選べるように、
医薬部外品も化粧品も同様に全成分を配合量の多い順に表示しています☆
数年間 『 ノンシリコン、ノンシリコン 』 って聞き飽きる程耳にしましたよね。
今回は前回の 『 パラベン 』 に続き、その 『 ノンシリコン・シャンプー 』 について少しご紹介。
シャンプーとは_
髪や頭皮に付着した 過剰な皮脂 ・ フケ ・ 外部から付着した汚れ を洗浄して、清潔に保つことが目的である。
このことを理解したうえで_
まずシリコンは人体に無害である!
この人体に無害のシリコンがシャンプーに入ってな無い!入ってない!って強調されても‥
一体、なんの事なんでしょう(笑)
で、じゃあシャンプーにシリコンが入っていても問題無いんや!って思われると
これまた‥ ちょっと違う。
どう違うのかっていうと
シリコンがコンディショニング効果目的で配合されるということは、髪に付着するってことですよね。
シャンプーは汚れを取る(洗浄)することが目的なのに、そのシャンプーで付着させるって違和感感じませんか?
( シリコンと共に界面活性剤もが髪に頭皮に残ると考えると怖いことだと感じます )
その作用はトリートメントで良くないですか?(笑)
私が言いたいのは_
シャンプーに入れるべきで無いシリコンをノンシリコン・シャンプーって表現されても
『そんなん、当たり前ですやん!』で終わりなのです(笑)
私のいる美容の世界は
その時代時代で何かを悪者にする傾向があるように思う。
例えばパラオキシ安息香酸エステル、いわゆる 『 パラベン 』 。
抗菌性が高いので防腐剤としてよく使用されているんだけど。
いつの頃だったか、
このパラベンがとにかく悪である!となった時代があったことを記憶している方もいらっしゃると思います。
そうなるとやり手のメーカーは 『 そうかパラベンさせ入れなければ良いんだな!』 となる。
で フェノキシエタノール を パラベン のかわりに使う。
現実は パラベン より フェノキシエタノール の方が何十倍も怖いのに‥。
当時、一般の方は悪者パラベンさえ入っていなければ安全だと思っていた。
( 今でもそう思い込んでいる方も少なくないだろう )
こないだ興味深い情報が入ったのでご紹介します。
全国の 20代 ~ 60代 の 女性1000人 を対象に 『 化粧品の全成分表示 』 についての意識調査が実施された。
薬事法改正15年が経過したんだけど、さて消費者はどんな意識をお持ちなのか?
その結果、全成分表示を読んだことのある人は全体の 75%。
そのうち 55% の人が購入の際に参考にしたそうです。
購入の際に毎回チェックする人は 26% だけど、ブランドを切り替える時にチェックする人は 53%。
年代別では_
全成分表示を読んだことのある人は 60代 の 84% が最多で、
次いで 40代 の 78% となっています。
『 読んだ事がない 』 は 20代 が最多だけど、
なんらかの肌トラブルの経験がある人は 82% が読んでいるようです。
全成分表示を読んだ理由は
『 なんとなく何かが分かるかと思って‥ 』 が 39% で最も多かった。
化粧品類の成分に対して意識が高くなってきていることは確かだけど、
正しい成分知識が不足していることで成分表示の意義を弱めているのも確かです!
科学とは_ 何回実験しても同じ結果が出る。
すなわち化学は現実。
モアコスメティックスは安全性を化学的にデーター(数字)で公表しています。
(当社ではこう考えます‥ というのとは全く違います)
アレルギー肌・敏感肌の方には 『 肌質改善コスメ 』 として
普通肌・健康肌の方には 『 トラブル予防コスメ 』 として
hair design TANIGUCHI は Badens ( バーデンス ) をおすすめします。
外的要因との接触の機会が最も多いお肌には
免疫をつかさどっている細胞(ランゲルハンス細胞など)が
他の臓器と比べても多いためアレルギー発症の場となる可能性が高いのです。
つまり
肌トラブルによってバリア機能を低下させてしまうことは
微生物やアレルゲン、紫外線などを体内にたやすく侵入させてしまうといえます。
そのため、肌バリアを傷つけないこと、弱らせないことがとても大切なのです!
☆☆肌バリア機能にダメージを与えないことが健やかな肌への第一歩☆☆
お肌の調子が悪いと一日気分が乗らない_
あるあるな話じゃないかな ^^;
お肌は見た目年齢をも左右する大きなポイント!
お肌には『外敵から身を守る』、『体内環境(水分など)を外に出さない』
といった非常に重要な役割があります。
そのため
肌トラブルは体の健康にかかわる大きな問題といえると思います。
身近な例をあげると肌トラブルが原因でアレルギーが発症します。
(アレルギーとは食物アレルギーだけではありません)
アレルギーとは私達の体に備わっている防御機能の暴走なのです!
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