●界面活性剤の誕生と普及①
日本では16世紀までは灰汁やクチナシなどの植物や米のとぎ汁が多く使われていました。
(サポニン)
※サポニン ➡ 植物に分布している配糖体の一種で、石けんのように泡立つ。
●1916年_ 石炭ガスの副成分コールタールからブチルナフタリンの スルホン酸塩 を合成。
●1928年_ ドイツのベーメ社が天然油脂から 硫酸系界面活性剤 を合成。
●1946年_ 第二次世界大戦、ベーメ社の技術を基にして、石油を原料とした 硫酸系界面活性剤(アルキルベンゼン) が発明された。
●1949年_ 電気洗濯機の出現。
●1950年_ 『 花王ワンダフル 』 という名の 硫酸系アルキルベンゼン合成洗剤 を発売。
「 三食昼寝つき 」 の言葉が生まれる。
硫酸系台所用液体洗剤、硫酸系シャンプー発売。
●1961年_ 化学会社は硫酸系合成洗剤(アルキルベンゼン)を生産し、
従業員13名が皮膚炎。
硫酸系台所用洗剤を使用して 『 内臓障害 』 を訴えた。
化学会社は同11月に粉せっけんを発売し、
『 今お使いになっている石油化学(アルキルベンゼン)のよる洗剤は人体に危ない点がある 』 とのキャッチコピーを発し、
これが人体の安全性に関わる洗剤有害説の始まりとなる。
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